前向きに考えること。
感謝の気持ちを持つこと。
良い言葉を使うこと。
これは、とても大切なこと。
楽しい、うれしい、ありがたい。
そういう感情で過ごせる時間が増えると、心は軽くなります。
心が軽くなると、現実も少しずつ変わっていきます。
同じ出来事が起きても、
「もう無理」と感じる日もあれば、
「じゃあ、どうしようか」と思える日もあります。
自分の感情や言葉の向きは、
自分が受け取る現実にも影響している。
だから、前向きに生きることは大切です。
ただ。
前向きに生きた方がいいとわかっていても、
どうしても前向きになれないときがある。
「感謝しよう」
「良い言葉を使おう」
「前向きに考えよう」
そう思っているのに、心がついてこない。
そんなときは、無理やり前向きになろうとしなくていいのだと思います。
というより、無理に前向きになろうとするほど、苦しくなることがあります。
それは、あなたが弱いからではなく、
その前向きが、本音とズレているからかもしれません。
ポジティブな言葉で、自分を殴っていませんか
ポジティブな言葉は、本来、自分を整えるためのものです。
でも、使い方によっては、
自分を追い詰める言葉になってしまうことがある。
「こんなことで落ち込んじゃダメ」
「感謝しなきゃ」
「もっと前向きに考えなきゃ」
「ネガティブなことを考えたら現実が悪くなる」
そうやって、自分を励ましているつもりで、
本当は自分を責めていることがあります。
前向きな言葉で、自分を殴っているような状態です。

本当は疲れている。
本当は嫌だった。
本当はわかってほしかった。
本当はもう限界寸前。
そんな気持ちがあるのに、そこを見ないで、
「大丈夫」
「ありがたい」
「私は幸せ」
と上から言葉をかぶせても、心は反発するだけ。
前向きになれないのではなく、
その前向きが偽物だと、心や身体が気づいているのかもしれません。
置き去りにした本音がある
前向きになれないとき、
そこにはまだ見ていない本音が残っていることがあります。
「もう疲れた」
「本当は嫌だった」
「なんで私ばっかり」
「ただ聞いてもらいたかった」
「助けてほしかった」
こういう言葉は、きれいではないかもしれません。
でも、心の奥から出てきた言葉。
これを押し込めて、
感謝やポジティブで上書きしようとすると、苦しくなります。
感謝できない自分がダメなのではありません。
前向きになれない自分が悪いのでもありません。
ただ、先に見てほしい本音がある。
「嫌だと思ったこと」
「我慢していたこと」
「本当はこうしたかった」
そんな感情にフタをしたまま前を向こうとするから、
心だけが置いていかれてしまうのだと思います。
前向きになる前に、自分に嘘をつくのをやめる
他人を変えることはできません。
でも、自分の意識の向け方や、
自分が使う言葉、
自分が何を選ぶのかは、少しずつ変えていくことができます。
だからこそ、自分の本音に気づくことが大切です。
本音を見ることは、ネガティブになることではありません。
むしろ、本音を見ないまま前向きなふりをする方が、
心の中に重たさを残します。
前向きになる前に、
まずは自分に嘘をつくのをやめる。
「本当は、嫌だった」
「本当は、寂しかった」
「本当は、こうしたかった」
この「本当は」を認めたところから、
ようやく自分の向きを変えていけるのだと思います。
本当の前向きは、本音のあとにやってくる
本当の前向きは、
無理やり明るい言葉を使うことではありません。
本音を見たうえで、
「じゃあ、私はここからどうしたい?」
と、自分に聞いていくこと。
それが、本当の意味で前を向くことなのだと思います。
前向きに生きることは大切です。
でも、その前向きが自分を苦しめているなら、
一度立ち止まって見直してみてほしいのです。
ポジティブな言葉で自分を殴る前に、
今の自分の声を聞いてみる。
その声の奥に、
本当は望んでいることが隠れているかもしれません。
ひとりで考えても同じところをぐるぐる回ってしまうときは、
あなたの今の感情や本音を一緒に整理する、対話セッションもご用意しています。
春日部のサロン、またはオンラインでお話を伺っています。


