人の機嫌を気にしてしまう人の心理|なぜ振り回されてしまうのか

夕日の光が差し込む窓際の室内で、床に座り壁にもたれながら、穏やかな表情で自分の内面に意識を向けている女性。 心・感情

心と身体を整える、セラピストかおりです。
対話をしながら、生きたいように生きるためのヒントを手にするセッションをしています。


・少し声のトーンが違った
・なんとなく空気が重い
・反応の仕方が違う

相手の様子を見て、
いつもと違っていないか
機嫌を損ねていないかチェックをしていませんか?

いつもとちょっとでも違う反応が返ってきたら、

「何か悪いことをしたかもしれない」
と考えてしまう。

その場の空気を壊さないように、
言葉を選んだり、相手に合わせたりする。

そうやって、

人の機嫌を気にしてしまう人ほど、
周りのことをよく見ている人です。

ただ、その関わり方を見ていくと、
少し気になるポイントがあります。

なぜ気にしてしまうのか

人の機嫌を気にしてしまうのは、
性格の問題ではありません。

むしろ、

・関係を大事にしたい
・嫌な思いをさせたくない
・その場をうまく保ちたい

そう思うからこそ、
相手の変化に敏感になる。

少しの違和感にも気づけるのは、
ちゃんと見ているからです。

「自分が何かしたのかもしれない」
と考えてしまうのは、

相手のことを大事にしているから。

ただ、

その優しさがあるからこそ、
相手の状態まで自分が引き受けようとしてしまう。

だから、

人の機嫌を気にしてしまう人は、
丁寧に関わろうとしている人だと思います。

起きている状態

人の機嫌を気にしてしまうとき、
こんなことが起きている気がします。

相手の表情や声のトーン、
ちょっとした間や空気感。

いつもと違う、
その変化を感じた瞬間に、

「何かしたかもしれない」
と急に不安になり、その原因を考え始める。

本当はただ疲れているだけかもしれない。
別のことで頭がいっぱいなだけかもしれない。

でも、

その可能性よりも先に、
自分に原因があるのではないかと考えてしまう。

そして、

どうすれば機嫌が戻るのかを考えたり、
相手に合わせて振る舞いを変えたりする。

その場はうまくやれているように見えても、

どこかでずっと気を張って、
エラーがないかチェックしている。

気づけば、
相手の状態に合わせて動いている。

その結果、

人と関わるたびに、少しずつ疲れていく。

気にしているポイントのズレ

人の機嫌を気にしてしまうとき、

本当に見ているのは、
相手の機嫌そのものではありません。

・嫌われていないか
・関係が悪くなっていないか
・距離ができていないか

そういう不安を、ずっと見ている。

だから、

少しでもいつもと違う反応があると、
不安になる。

そして、

その不安をなくすために、

相手の機嫌を気にしたり、
合わせたりする。

でも、

どれだけ相手の機嫌を整えようとしても、
その不安は消えません。

だから、
また気になる。

機嫌を見ているようで、

実は、
安心を探している状態です。

なぜ振り回されてしまうのか

人の機嫌に振り回されてしまうのは、
気にしすぎているからではありません。
安心したいからです。

相手の反応を見て、
大丈夫かどうかを確認する。

少しでも不安を感じたら、

その原因を考えて、
関係が崩れないように、
どうにかしようとする。

でも、

ここで見ているのは、
機嫌ではなく、相手の状態です。

相手の機嫌や反応は、
自分ではどうすることもできないもの。

だから、

どれだけ考えても、
どうにもできません。

相手の機嫌が戻ったように見えて、
一瞬安心できたとしても、

違うパターンの反応があれば、
またすぐに不安になる。

そのたびに、

また考えて、
また確認して、

終わらない。

振り回されているのではなく、

安心しようとして、
終わらないループにハマっている状態です。

見るポイントを変えてみる

振り回されないためには、
見ているポイントを、少し変えること。

今までは、

・相手の機嫌
・相手の反応

そこを見て、
安心できるかどうかを確認していた。

ここを、
自分の感じたことに、視点を戻します。

相手とのやり取りの中で、

・自分はどう感じたのか
・どこで引っかかったのか
・どうしたかったのか

その視点で見ていく。

たとえば、

相手の反応が少し冷たく感じたとき。

今までは、
「何が悪かったんだろう」と
原因を探していたかもしれません。

でも、

「自分はどう感じたか」に戻ると、

・少し不安になった
・距離を感じた
・なぜか引っかかった

そういう感覚が見えてきます。

大事なのは、
その感覚を、なかったことにしないこと。

そして、

「自分はどうしたいのか」を考える。

・そのままにしておくのか
・あとで聞いてみるのか
・少し距離を取るのか

自分の中で、決めてみる。

これを繰り返していくと、

相手の機嫌に合わせるのではなく、
自分の中で区切りをつけられるようになります。

安心を相手に求めるのではなく、
自分の中で持てるようになっていきます。

その積み重ねで、

人の機嫌に振り回されることは、
少しずつ減っていきます。

まとめ

人の機嫌を気にしてしまうのは、
相手や関係を大事にしているということ。

ただ、
見ているポイントが少し違っている。

相手の機嫌を見て、
安心しようとしても、

その安心は、長くは続きません。

安心は、外に求めても続かないもの。

だからこそ、
見るポイントを

相手の状態から、
自分の感覚に戻すこと。

・自分はどう感じたのか
・どこに違和感があったのか
・どうしたかったのか

その感覚を大切にしながら、
自分はどうしたいのかを決めていく。

相手のことは相手のもの。
自分の感覚は自分のもの。

それを分けて持つことで、

人の機嫌に振り回されることは、
少しずつ減っていきます。


「分かっているのに、やめられない」

この状態は、
頭の中で考えているだけでは抜けにくいものです。

セッションでは、
自分でも気づいていなかった感覚やパターンを整理しながら、
見え方が変わるきっかけを作っていきます。

人の機嫌が気になってしまうときに起きていることや、
その奥にある感覚を言葉にしていくことで、
少しずつ捉え方が変わっていきます。

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