人間関係で考えすぎる人へ|悩みが終わらない理由

夕方のカフェでスマホを見ながら一人考え込む女性。周囲は人通りがあるが、背景はぼけており、自分だけが思考に入り込んでいるような雰囲気。 心・感情

心と身体を整える、セラピストかおりです。
対話をしながら、生きたいように生きるためのヒントを手にするセッションをしています。

人間関係で悩む人の話を、
これまでたくさん聞いてきました。

話を聞いていると、
ある共通点があります。

・あのとき、どう言えばよかったのか
・あの人はどう思っただろうか
・なぜこんなにつらいのか

ひとつの出来事を、何度も繰り返し考えている。

でも、不思議なことに。

悩んでいる人ほど、
「ちゃんと考えている人」だと感じます。

適当に流しているわけでも、
無関心なわけでもない。

むしろ、
相手や関係を大事にしているからこそ、
考え続けてしまう。

ただ、その考えている内容を見ていくと、
少し違和感があるのです。

考えすぎていることが問題なのではなく、
気にしているポイントが、少し違っている、ということ。

考えすぎてしまう理由

人間関係で考えすぎてしまうのは、
自然なことです。

・関係を大事にしたい
・嫌われたくない
・ちゃんとしたい

そう思うからこそ、
その場のやり取りを大切にしようとする。

相手の言葉や表情、空気感。

細かいところまで感じ取れるから、
あとから何度も振り返ってしまう。

「もっといい言い方があったんじゃないか」
「相手はどう感じただろうか」

そうやって、
人間関係の中で「正解」を探し続ける。

だからこそ、

考えすぎてしまう人は、
雑に人と関わっているわけではなく、

むしろ、
丁寧に関わろうとしている人です。

起きている状態

考えすぎてしまうとき、
頭の中ではこんなことが起きています。

会話が終わったあとに、
終わったはずのその場面を何度も思い返す。

あのときの表情。
あの一言の言い方。
ちょっとした間や空気感。

「なんであんな言い方をしたんだろう」
「違う言い方の方がよかったかもしれない」
「あの人が言ったことは、本音なのか」

引っかかっている場面を
何度も何度も繰り返す。

そして、

この引っかかっていることの
「正解はどれだったのか」を探し始める。

でも、その正解ははっきりしない。

相手に直接聞けるわけでもない。
本音が分かるわけでもない。

だから、
ずっと終わらない。

ひとつ答えが出たと思っても、
「本当にそれでよかったのか」とまた揺れる。

そうやって、
同じところをぐるぐる回り続ける。

気づけば、
ずっとその出来事が頭から離れない。

気にしているポイントのズレ

ここで、ひとつ大事なことがあります。

考えすぎてしまう人は、
考えていること自体が問題なのではありません。

気にしているポイントが、少し違うということです。

何を考えているかというと、

・相手はどう思ったか
・どう見られたか
・嫌な気持ちにさせていないか

ずっと、相手の中にある答えを探している。

でも、
それは相手目線での答えであって、本当の答えではない。

相手がどう思ったのかは、
相手に聞かないと分からない。

相手にどう見られたかは、
これも相手に聞かないと分からない。

そのやり取りの中で、
自分はどう感じたのか。

・自分はどう思ったのか
・どこに違和感を感じたのか
・どうしたかったのか

この視点が抜けたまま、
相手の気持ちばかりを考えている。

この視点が抜けていると、
考え続けても終わらない状態だと思います。

考えすぎてしまうのは、
気にするポイントが少し違うだけです。

ここが変わると、
考え方や受けとめ方が変わっていきます。

なぜ考え続けてしまうのか

考えすぎてしまうことは、悪いことではありません。

でも、答えを探すように考え続けると、
エネルギーだけが消耗していきます。

相手のことは、相手にしか分からないこと。

本音は分からないし、
どう思われたかも分からない。

これは、
答えが出ない場所で考えている状態です。

だから、
考えても終わらない。

ひとつ答えが出たと思っても、
また別の考えが出てくる。

これが繰り返されることで、
ループが止まらなくなります。

考えすぎているのではなく、

終わらない場所で考えているだけ。

見るポイントを変える

では、どうすればいいのか。

やることは、シンプルです。

見ているポイントを、少し変えること。

今までは、

・相手はどう思ったか
・どう見られたか

相手や外側の答えを見ていた。

ここを、

自分に戻します。

相手とのやり取りの中で、

・自分はどう感じたのか
・どこに違和感があったのか
・本当はどうしたかったのか

その視点で見ていく。

たとえば、

少し引っかかる言い方をされたとき。

今までは、
「どういう意味だったんだろう」と
相手の意図を考えていたかもしれません。

でも、

「自分はどう感じたか」に戻ると、

・ちょっとモヤっとした
・少し距離を感じた
・なぜか引っかかった

そういう感覚が見えてきます。

大事なのは、

その感覚を、なかったことにしないこと。

そして、

「自分はどうしたいのか」を考える。

・そのまま流すのか
・あとで聞いてみるのか
・少し距離を取るのか

自分の中で、決めてみる。

これを繰り返していくと、

考え続けるのではなく、
自分の中で区切りをつけられるようになります。

相手の反応を探し続けるのではなく、
自分の中で「これでいい」と思える感覚が残る。

その積み重ねで、

考えすぎてしまう状態は、
少しずつ変わっていきます。

まとめ

人間関係で考えすぎてしまうのは、
悪いことではありません。

それだけ、
相手や関係を大事にしているということ。

ただ、

考えていること自体ではなく、
気にしているポイントが少し違っている。

相手がどう思ったかを考え続けても、
その答えははっきりしません。

だから、終わらない。

見るポイントを、

相手から自分に戻すこと。

・自分はどう感じたのか
・どこに違和感があったのか
・どうしたかったのか

その感覚をそのまま扱いながら、
自分の中で決めていく。

相手のことは相手のもの、
自分の感覚は自分のものとして分けていくこと。

その積み重ねで、

考えすぎてしまう状態は、
少しずつ変わっていきます。


「分かっているのに、やめられない」

この状態は、
頭の中で考えているだけでは抜けにくいものです。

セッションでは、
自分でも気づいていなかった感覚やパターンを整理しながら、
見え方が変わるきっかけを作っていきます。

繰り返してしまう思考や、
人間関係の中で感じている違和感を、
言葉にしていくことで見え方が変わることもあります。

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